TOYAMAキラリ

『富山県美術館』を訪れた後、市内にある『TOYAMAキラリ』を見学しに行きました。『TOYAMAキラリ』はゆとりのある大通りに面していると勝手にイメージしていましたが、実際は市内に立つビルの中に突如隈建築が出現するという感じでした。

この写真いっぱいに写る外観がそれを物語っています。

『TOYAMAキラリ』の2階から6階は図書館が入っており、特に本棚のディテールが気になりました。本棚の横のラインが細くなるように中央部から先端部にかけて、斜めにカットされています。このおかげでこの図書館の本棚はガラスに合うような繊細な印象になっており感動しました。

最上階から下階へ見下ろしたときの写真。各階の吹き抜けの位置が均等にずれている事で上階からは斜めに視線が抜け、下の人のアクティビティがよく上にも伝わってきます。

吹き抜け周辺は木のルーバーが配置されていますが、外装とは違いガラスのルーバーではないんですね。なぜでしょう。

最上階には何かの受付がありました。この受付も一目で隈研吾デザインを感じることができます。

あまり時間がなく詳細までは見学できませんでしたが、隈研吾氏の素材感を大切にしている空間が伝わってきました。次回は美術館や図書館、ショップなどしっかりと楽しみたいです。

建築情報

設計:RIA・隈研吾・三四五設計共同体
施工:清水建設・佐藤工業共同企業体
郵便番号:〒930-0062
所在地:富山県富山市西町5−1
電話番号:076-461-3100

建築狩り

大阪在住。独学で二級建築士を取得しました。現在はデザインや建築に携わっています。関西を中心にデザインや建築の情報や勉強のノウハウについて書いていこうと思います。

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